2017年6月21日水曜日

エクセル計算でカップの形状アレンジ

  電動ろくろでつくりたいカップの形を、事前にエクセルのグラフ機能を使って描画しながら熟考しています。焼成で縮むことを考慮した大きさや、ろくろで形をつくり始める前の土取りの時に掴むべき粘土の大きさが計算で大体分かります。マクロ機能で簡単な3次元の描画もできるようにしてみました。
 


陶芸場に出かける前に予備計算
目標サイズ
 上の図は、カップヌードルの容器を陶器で作るために計算した作図です。
カップヌードルの容器の大きさは、高さ105mm、上端の直径は96mm、下端の直径66mmですが、焼成で約15%縮むので、ろくろ成形では、高さ120mm、上端の直径105mm、下端の直径80mmを目標につくります。
土取り 
 本番の電動ろくろでは、最初に土を直径80mmの円筒にした後、さらに上の部分を円板状に土取りしていき、厚さ15mm、直径200mmの大きさを取ってから、広がった円板を立てるように変形させていきます。そして分厚いコップ状にできたら、そこから目標のサイズまで頑張って伸ばしていきます。サイズを測る目安とするために、あらかじめ自分の手の指や関節までのサイズを覚えておきます。
実践した結果
 目標のサイズに到達するためには、厚さを4.5mmくらいまで薄くする必要がありますが、今でもまだなかなか難しいです。結果としては、出来上がった陶器のカップは目標より若干小さかったのですが、リフィルタイプのカップヌードルが普通のカップヌードルよりやや小さめだったので、ちょうど入れることができました。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿