2017年6月17日土曜日

器:信楽でつくったお皿


 信楽で電動ろくろの作陶をした中皿です。直径は18cm。本当はカレー用にもっと大きくしたかったのですが、現状はまだ難しかったです。パスタや焼きそばに使っています。


陶芸体験の電動ろくろでお皿をつくるには
 電動ろくろ体験では、ごはん茶碗や湯呑みを作る方が基本なので、安い基本コースだとつくらせてもらえないかもしれません。最近では希望を言えば対応してくれるお店も多くなってきています。お皿が目的ならば、電動ろくろでつくるのではなくて、たたらづくりという方法を薦められるかもしれませんが、電動ろくろならではの円形と自然な模様が狙いなので、ろくろ成形でのお皿づくりにこだわっていきます。
 お店によっては、直径が18cmよりも大きくなると焼成料が高くなる場合もあります。しかし、それが欲しいときはやむを得ません。カレー皿なら焼き上がりで19cmは欲しいです。18cmではごはんを立体的に盛ってぎりぎりです。見た目ちょっと余裕が欲しいです。

 焼成での収縮を見込んで成形の目標サイズを22cmとすると、最初の土取りの時に、土台の直径を大きくし、12cmにします。成形の最初の両手の親指で真ん中から広げていくバイ挽きという工程では、深さ2.5cmくらいを広げていき、土台の端で高さを5cmまで出します。高さを出した後で、外側に徐々に倒し、広げていきます。根元のところは厚めにしておきます。お皿に挑戦しようというくらいの段階になると、薄くつくることに意識がありますが、無理をすると、外側の重みでくたっと下に反りかえり、ボツになってしまいます。削りをお店の方にお願いすることになるので、よく削ってくれるお店で挑戦するのが良いと思います。
 平らにする加減も同様で、真っ平に近づくほど失敗のリスクが高まります。

 これまでの挑戦では、目標サイズにはやや届かず、できあがりの大きさは18cmまでといったところなので、次回はさらに大きくしたいと思っています。


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