叩いて合わせる本来の芯だし方法がなかなか習得できず、削りの時の芯出しではいつも時間をロスしていたので、ずっと裏技的な方法を考えていました。
そこで、今回考えたのが、こちらの方法です。ごはん茶碗の場合、中を見ると、ろくろ成形のときの回転中心の跡があるので、そこに指をあてがって、さらに裏からも指をあてがってはさみ、そのバランスから中心の位置を見つけて、爪で十字にしるしをつけておきます。ろくろの上に裏返しに据え付けて、十字の交点が、回転によってぶれなければ、中心が合っていると判断します。ぶれているかどうかを見極めるために、竹ひごを交点のすぐ近くに静止させて見るようにしました。
位置合わせは上手くいったので、その分時間短縮ができ、20分以内で仕上げることができました。
この方法は、ごはん茶碗や鉢のように中に手が入り易い形状の器に有効です。縦長のカップだと、中に手が入りにくいので、正確に指をあてがうことができないかもしれません。
あとはカンナの使い方でさらに時間短縮していきたいと思います。
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