陶芸と器と食の理系的探究記
2018年10月24日水曜日
カップの削りでの位置合わせ
縦長のタイプのカップは、口縁まで真円度が高ければ、口縁で合わせます。口縁の
形が歪んでいる場合でも、腰の部分は、真円度が高く、輪郭がはっきりしているので、ここを使って、回転してもぶれない位置に置けているかどうかを確認し、中心の位置合わせをします。並行して、本来の叩いて合わせる方法や、前項の裏技を試しながら削っていきました。
これは15分でほぼ削れました。しかし、後でさらに軽くするため、もう少し腰の部分を追加で削ったため、最終的には18分といったところです。
2018年10月22日月曜日
削り時の芯合わせの裏技さがし
叩いて合わせる本来の芯だし方法がなかなか習得できず、削りの時の芯出しではいつも時間をロスしていたので、ずっと裏技的な方法を考えていました。
そこで、今回考えたのが、こちらの方法です。ごはん茶碗の場合、中を見ると、ろくろ成形のときの回転中心の跡があるので、そこに指をあてがって、さらに裏からも指をあてがってはさみ、そのバランスから中心の位置を見つけて、爪で十字にしるしをつけておきます。ろくろの上に裏返しに据え付けて、十字の交点が、回転によってぶれなければ、中心が合っていると判断します。ぶれているかどうかを見極めるために、竹ひごを交点のすぐ近くに静止させて見るようにしました。
位置合わせは上手くいったので、その分時間短縮ができ、20分以内で仕上げることができました。
この方法は、ごはん茶碗や鉢のように中に手が入り易い形状の器に有効です。縦長のカップだと、中に手が入りにくいので、正確に指をあてがうことができないかもしれません。
あとはカンナの使い方でさらに時間短縮していきたいと思います。
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